2013年02月19日

伊勢の式年遷宮のもつ意味とは

伊勢神宮の式年遷宮は、二十年後とに社殿や神宝一式をすべて
新しく作り直すという神事です。


持統天皇の治世の690年(持統天皇4年)に第1回が行われた後は、
戦国時代の一時期をのぞいて、二十年ごとに遷宮が実施されました。


すべてを新しくするので、現在では500億円をこえる費用が
かかるものになっています。


しかし、この式年遷宮のおかげで、神社建築の技法が、飛鳥時代のまま、
千三百年以上も前の秘術がそのまま伝承されて温存されているのです。


宮大工が神社建築の技術を継承していける土台になるのが、
伊勢の式年遷宮です。ギリシャのアテネ神殿の建築技法がすでに失われていること
を思えば、この二十年ごとの建て直しのもつ大きな意味がわかります。


これをムダなコストだと思えば、このような伝統技術の伝承は
途絶えてしまうのです。


いま、日本の土木建築の技術は世界一の水準ですが、もし、公共事業を
まったくやらなくなれば、この技術レベルもまた失われるのです。
伊勢の式年遷宮はわたしたちにこのことを教えてくれているのです。







タグ:式年遷宮
posted by 伊勢 at 01:14| 伊勢神宮の秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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